デラロサ自習室

必要なのは答えではなく、「なぜ?」という探究心だ

勉強方法(ヒストリ、参考書&アプリ)

未経験で日本語教育能力検定試験合格を志す者は一発合格を狙うべきだ。なぜならば、人生は短い。テンポよく自己実現欲求の階段を駆け登りたい。長期間停滞した学習はどうしても飽きてくる。モチベーションの維持が難しい。よって準備期間最大一年で合格を目指すべきだ。今回の試験勉強を通して勉強への取り組みへのノウハウができた。今後のフレームワークとしてギュッと最小限に絞って試験前の最終確認の目的も兼ねてまとめておくのだ。

 

4か月で一発合格とか、いかに少ない勉強時間、参考書、過去問で合格できたかという価値観のみでドヤってるブログやSNSアカウントはあるが、これから取り組む挑戦者は、出来るだけマネしない方が安全だ。たとえて言うと、富士山の弾丸登山のようなもので、最小限の準備と装備と安全マージンでそのリスクを充分に理解して上手くいけば武勇談としてドヤれるかもしれないが、そもそもドヤることが目的ではなく、無事に合格することが目的だからだ

 

 

420時間の養成講座に通うのも公式に認められた方法で、時間とお金があれば非常に有用な手段だ。僕は体験しなかった、出来なかったが、独学では得られない仲間や先生との関係、実習というような経験は他の方法では容易には得られないはずだ。たとえるとガイド登山だ

 

独学で合格を目指すものは、できるだけ事前準備に時間と労力をかけ、じっくりとベースキャンプを何箇所か設営し、徐々に高度をあげていく極地法のようなアプローチが成功率と安全マージンの観点から王道としておすすめしたい。この単独行は仲間やモチベーションの維持、情報収集力と言う点でガイド登山に劣るが、強い意志で自分で克服するしかない。ただ自分のペースで自分でやりたいように進められるのはいい。例えば途中で休憩入れたり、写真を撮っておきたい景色があったりするよね

 

 

 

そして冒頭に出てきた弾丸登山。アルペンスタイルとして登山法のひとつの方法になっており、僕は登山家の一人として否定はしない。始めるのが遅れてどうしても時間がないとか、日々の生活や仕事をこなすなかで割ける時間や金銭的な制限のある人もいるだろう。そういう人はリスクを冒してもなんとか挑戦したいはずだ

 

ただやっぱり成功率と安全マージンの観点で受験という目標に対してはなるべく避けたい方法だ。また、最終的に日本語と言う語学習得の案内、ガイド役を目指すわけだから、自身がじっくりと時間と労力をかけ、試行錯誤しながら予備知識や蘊蓄を蓄積するという経験はきっと将来役立つはずだ。雇ったガイドが弾丸登山ならしたことありますという状態だったらどう思うだろう。その答えがきっと自分に合った方法だ。

おっ、おもれー、よっしゃ一丁オレもやったるかというのも全然ありだよね

 

 

 

一月~六月 インプット中心

七月~八月 アウトプット(過去問)中心

九月~   1W過去問中断、知識の整理、統合に集中

 

ヒストリ

一月 

 日本語教育能力検定試験なるものを知る

 とりえあず試しでメルカリから日本語教育能力検定試験 合格するための本 2020年を購入

 掲載されていた問題がマジでチンプンカンプンで凹む

 

二~四月

 赤本、参考書、用語集、過去問を買い揃える

 GWまでに赤本に一通り目を通す目標をたてる。

 あまり進まない。勉強しない日、30分程度でやめたり。

 勉強の方法はとりあえず赤本の内容を再度ギュッとA5スリム方眼ノートにまとめるかんじ

 意味があるのかないのか

 

五~七月 

 GWは勉強せず遊ぶ。明日から本気出す

 ちょっと遅くなったが中旬に赤本をなんとか通読完了

 小千田先生の動画を発見、ハマる。勉強が面白くなってきた

 オレにとっては縁起の良い7/4に出願完了

 7月中旬から過去問着手、得点をまとめる

 7月末から音声問題着手、一ヶ月ほどで方法論をまとめる

 

八月 

 過去問のマークシート平均点165点。合格水準か。しかしここから伸び悩む

 間違えた問題のキーワードを中心に学習を試みるも

 用語集には載ってないレベルの重箱の隅をつつく問題ばかりになってきた

 過去問の巻末についてた平均点、最高点、偏差値データをまとめて解析

   

 お盆休みはパーッと家族旅行で散財

 

 週末、図書館の自習室で時間を測って記述式まで一気通貫型の勉強を始めた

 長テーブル、雑音、集中力のないヤツという本番に近い環境下での集中、これはいい

 R4過去問初見で167。R3は160。もう未着手の問題がなくなった

 これから何しようか、ちょっとダレてくる。

 これプラトー現象っていうんだって。いろいろ勉強になるわ

 

 落としてはいけない問題を確実に抑え、合格最低点を越えることを目指す方向に戦略転換

 やはり一年での一発合格が大切だと認識した

 テスト戦略も研究開始。捨て問なるものを知り試験戦略を練り直す

 

九月

 試験日当日に向けてブログにエスプレッソ方式でギュッと要点を再度まとめ始める

 こんな事やってていいのかと思うがこれは、

 まさに間接的学習ストラテジーメタ認知ストラテジーってやつ?

 知識の棚卸し的活動でこれはこれで良いアウトプット訓練になると気づいた

 知識の整理と統合過程は電子化、最初からルーズリーフがよかったな?

 

 一週間ぶりに過去問  H30 89+31+62=182 前回より+9点。

            H29 83+26+70→179 前回より+5

 習熟効果か、実力が伸びたのか切り分けできない...。

 ほぼ再まとめ終わったので、9/11の週は試験Ⅱ集中しよう。嫌いじゃないけど伸びない

 Twitterでめぼしい日本語関係アカウントをフォローしてみた

 

 9/18 R3の試験Ⅱの問題1~3で満点!しかし合計は30と振るわず。うーむ点数がまとまらない。

 ラスト一ヶ月は過去問中心にコツコツ行こうっと

 

 9/26(火)受験票到着。3か月後には合格証を頂戴すべく気を引き締めていこう

  聴解問題62回実施、直近10回の平均は30.5。最初は25.6だったから約2割上昇。

  週末の模擬試験は10回、平均177.4(73.9%)

 

 知識の再整理は取り組んでみてよかった。点数の底上げになった

 これからは過去問のみに絞りパフォーマンス維持してDデイに臨もう

 

 

10月

 赤本問題集、アルク問題集、合格本、記述参考書、用語集を売却。背水の陣を敷く

 流石にすぐに売れた。赤本と公式過去問でラストスパート

 

10/9 三連休。試験当日の服装をキメて予定通り過去問3冊こなす。最終調整段階

 

最終週 ペースを落として体調管理と、自習ノートの確認と小千田塾で弱いところ再確認、統計問題の整理

広く浅く今まで取り組んできたことを見直す

 

10/20(金) D-2 有給休暇で試験に備える。図書館でR3の過去問。196点。過去問は習熟してしまった。検定試験対策ではもう伸びしろがない。早く次のステップへ行きたい

 

ここまでの準備

過去問9年分4周+アルファで44回

聴解問題88回

記述17回

 

Dデイの日曜日は寒いけど晴れの予報、せっかくだから自転車で行こう

明日はゆっくり会場の下見に行ってこよ

 

 

 

 

 

 

 

参考書

少ない準備でドヤってるブログは多々あるが、オレは十分に準備して安全マージンをなるべく確保し確実に目標達成したいタイプ。なので結構買い集めた。どうしても飽きがくるので取り組むべき材料は多いほうがいいよね。普段図書館利用者なので中古品にはあまり抵抗なくメルカリでの購入も多い。意外と前の人の記入したメモとかハイライトが参考になった。ただし解答に影響が出そうで気になるような消しゴムで消えたけれども紙面には跡とか残っていれば、ちょっと手間だけど選択し全部に丸つけてけら消してしまうという方法を思いついた

 

価格が高いけど独学で取り組む人には必携だ。特にR6年は国家資格化に向け問題形式調整される可能性あり最新版の購入をしておきたい。試験準備や合格後の体験談もあり動機づけになるムック本。これに収録されている問題がチンプンカンプンで凹むはずだ。聴解問題一回分がついていて割りとお得。

 

定番中の定番。試験範囲を万遍なく網羅。聴解、記述問題対策含めこれ一冊で十分だが、これだけだと飽きる。知識の深みを増すためにそれぞれのテーマの参考書を買ったよ

 

2019初版。分野別で編集されている問題集。赤本読んだら一番最初に取り組むべき問題集だ。本番試験形式での聴解問題が3回分ついています。いわゆる捨て問はなくて難易度低めの優しい入門編の問題集だと思う

 

本番試験形式の問題が3回分+聴解問題が1回分おまけ。解説が充実していてコスパ抜群。過去問取り組む前に腕試しできる問題集だ。とにかく数をこなしたい人には必携だ。

 

学習初期はお世話になりました。

 

2021年初版で非常に良くまとまっている。関連用語のリンク先のページ数が明記されていてパラパラ読みしやすい。上の赤本用語集と合わせて持っておきたいね

 

 

書店で手に取ってみたが購入しなかった。試験は多肢選択式なのだが、この問題集は多肢選択とクローズ式(空欄穴埋め)問題が混在している。音声問題は一回きり。ちょっとボリューム足りないなぁ

 

試験対策後半のメインディッシュ。とにかく多くの問題をこなすためH26~R3までの9年分を揃えた。H25以前は試験Ⅱ、問題2の形式が若干異なるため買う必要はないと判断した。

 

 

 

ここからは試験対策というよりも実践に向けた参考書かな?赤本だけじゃ飽きてくるので合格後役に立つだろうと買い揃えたよ。

 

聴解問題対策にも使える。買ってよかったよ

 

 

知識の厚みをませる

 

これ試験勉強には役に立たないぞ

 

実践を知らないオレには参考になったよ

 

 

非常に有名な本でわかりやすくまとまっている。ただ独特の考え方なので、受験勉強には混乱するかな?試験合格後にじっくり再度取り組もうっと

 

定番の本らしいが、現状本棚に飾って勉強してる感の演出の小道具化している。合格後に読もうっと

 

 

初版2010年。一章が日本語教育能力検定試験の聴解問題のアクセント、プロソディ、発音上の問題の対策に当てられている。音声学に関する大学の教科書的なまとめ方でとっつきやすい。オススメ

 

 

買ってはいけない参考書

Youtube動画でちょくちょく紹介されているが、2008年の初版から改訂されておらず問題形式が間違っている。例えば問題2について、本書では音声が2回繰り返されるとなっており、一回目でアクセントの問題ありなしを聞き分け、二回目で他の問題を聞き分けるというアドバイスがなされているが、実際の過去問は1回のみ。こんな信頼できない教材は混乱するだけなので使わないほうがいいと捨てた。

 

 

外国人向け日本語試験

できたら過去問は本屋で手にとってさっと立ち読みしておきたい。

 

構成:言語知識(文字・語彙・文法)・読解
回答:4多肢選択式
方法:マークシート(年2回)

 

構成:日本語、理科(生物・化学・物理)、総合科目と数学の4科目
回答:4多肢選択式
方法:マークシートと記述(年2回)

 

構成:聴解・聴読解・読解
回答:4多肢選択式
方法:CBT(ほぼ毎日実施)

 

アプリ

月間カレンダーに毎日の勉強時間とか、よくできましたシールを貼れるアプリ。プチごほうび的達成感の可視化が可能だ

目標継続カレンダー

目標継続カレンダー

  • Megumi Kawamura
  • ヘルスケア/フィットネス
  • 無料

 

試験までのこり何日とか、生まれてから何日経ったとか、散髪に行ってからとか地味にいろいろ便利だ

 

 

 

8/19 R4試験を初見で通しでやってみた

ⅠとⅡを午前中、Ⅲを昼食後。図書館の自習室で

結果 Ⅰ 80 Ⅱ 23 Ⅲ 64 計167 
記述問題も挑戦。マスはなんとか埋めたが内容スカスカ自己採点5。

R4年度より出題範囲が変わったとのことだが、試験問題はほとんど差がないように感じた。ネットでも試験後の情報がほとんどでていない

 

このプロの講師のコメント通りいつもどおりかなって感じだ

【徹底分析】令和4年度 日本語教育能力検定試験をカリスマ講師二人が振り返り!今年の特徴は? - YouTube

 

試験としては成熟していてもういじりようがないのかな。R5年度も大きな変化なしと思われる。ただ記述がキーワード折込型になったので少し練習しておこう

 

1 基本
2 音声
3 現場

いつもどおりかな

 

【特別編】大根流・問題の解き方【日本語教育能力検定試験】|研究 日本語教育能力検定試験

 

令和5年度 日本語教育能力検定試験の実施要項を見よう! - YouTube

 

最新!「令和4年度日本語教育能力検定試験 試験I 」簡単?難しい?傾向を解説! - YouTube

 

 

【解き方のコツ】日本語教育能力検定試験 - YouTube

 

【今年が最後!?】令和5年度 日本語教育能力検定試験を最速対策! - YouTube